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【工具】  ドライバー

監修

■山田 芳照
DIYCITY代表
DIYアドバイザー
ホームセンター達人
DIYプロダクション代表

<プロフィール>

テレビ番組出演も多くDIYブームの仕掛け人として活躍している。DIYに関する出版も多数。また、イベントなどでの講師経験も豊富。2011年にDIY女子部を立ち上げた。

なぜネジの溝をつぶしてしまうのか

 家庭で使う大工道具、工具の中で一番よく使うのがドライバーです。どこのお宅にも何本かあると思いますが、難しい工具でないだけに、なにげなく使っていて失敗したりすることもよくあります。
ドライバー ドライバーを使っていて、ネジの頭の溝や十支字をつぶしてしまった経験はありませんか。溝をつぶしてしまうと、ドライバーがから回りをして、どうしようもなくなります。1本のネジのために作業は中断。そんなとき、腹立たたしいやら情けないやら…。

 ネジがきつく締まりすぎでいたからだと思う人が多いようですが、実はネジに合ったドライバーを使わなかったのが原因の場合もあるのです。

 特にプラスネジの場合、ネジのサイズよりも小さいドライバーを使うと、中心だけに力がかかるので、ネジ山をつぶしてしまうことになります。したがって大さいサイズのものから使うようにすると、つぶれることはありません。

プラスドライバーは何本揃えるか

  ネジにはマイナスネジとプラスネジとがあります。最近は電気製品など、ほとんどのネジ(ビス)はプラスになっていますし、木ネジなどもプラスのほうが使いやすいので、プラスドライバーを使うことが多くなっています。

 プラスドライバーには、握りのところか軸に、No0、Nol、No2、No3、No4、などの番号が入っているのをご存しでしょうか。これはプラスドライバーの刃先のサイズをあらわしています。最近はドライバーの刃の軸の長さといっしょに1×75などと表示してあるものもあります。つまり刃のサイズがNolで軸の長さが75ミリということです。

 一度手待ちのプラスドライバーを調ベてみてください。なかには番号が表示されていないドライバーもありますが、その場合はドライバーの軸の直径で見るとわかります。0番(No0)は3ミリか4ミリ、1番(No1)は5ミリ、2番(No2)は6ミリ、3番(No3)は8ミリです。これはJIS規格によるもので、古いドライバーはだいたいこのサイズです。

 一般家庭でプラスドライバーを揃えるとしたら、一番ポピュラーで使用頻度が高いのが2番です。これでかなり大きなネジまで使えるので、一般的には3番は必要なときに揃えればよく、逆に2番では大きすぎるネジの場合は1番を使います。小さいネジは家庭にもよくあるので、最低1番と2番の大小2本あれば、ほとんどのネジに対応できます。もっと小さいネジを回すことがある場合は、0番も加えるということになります。

 ところで実際にプラスネジを回すとき、1番か2番のどちらが合うかよくわからない場合があります。そんなときは、大きい2番のドライバーを当ててみて入ればそのまま使い、入らなければ1番にかえるようにすると、ネジをつぶさずにすみます。


マイナスドライバーは何本揃えるか

 マイナスドライバーのサイズは刃幅で表示されています。たとえば5.5×75であれば、刃幅が5.5ミリで刃の軸の長さが75ミリということをあらわします。

 マイナスドライバーを使うときは、ネジの溝の幅と合ったものを使うようにすれば、まず失敗はありません。プラスネジは奥に入るにしたがって斜めに狭くなっているので、1本でいくつものサイズのネジを回すことができます。ところがマイナスネジは融通がきかないので、ネジの溝の幅と合ったものを使うのがベストですが、ドライバーの刃先の幅が3ミリ、5.5ミリか6ミリ、7ミリか8ミリのもの、3本揃えておくことをおすすめします。

 もし1本ならば5.5ミリのものを、2本ならば3ミリを加え、3本ならば7ミリをというように揃えていくとよいでしょう。

協力:写真と表はAnex(兼古製作所)

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