庭でゆったりくつろぐ「アディロンダックチェア」をDIY
日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカではガーデンチェアの代表的な存在として知られているアディロンダックチェア。
少し広めの庭やバルコニーのある住宅などでよく使われている、アウトドアリビングを象徴するようなチェアです。
アディロンダックチェアのはじまり
アディロンダックチェアが誕生したのは、1900年代初めごろ。
名前の由来となったニューヨーク州のアディロンダック山地に別荘を持つ男性が、家族と自然の中でゆったり過ごすために、コテージ用のチェアとしてデザインしたものが原型とされています。
その独特なデザインが注目を集め、やがてアメリカ各地へ広まり、現在ではガーデンチェアの定番スタイルのひとつとして親しまれています。
最大の魅力は「ゆったり座れる」こと
アディロンダックチェアの特徴は、何といってもその独特の座り心地。
低く後傾した座面と、体を包み込むように丸みを持たせた背もたれによって、自然とリラックスした姿勢を取れるようになっています。
庭でコーヒーを飲んだり、本を読んだり、家族や友人と会話を楽しんだり。何もしない時間をゆっくり過ごすためのリラクゼーションチェアとして、とても魅力的なデザインです。
そしてもうひとつ面白いのが、これほど特徴的なフォルムを平らな木材を組み合わせて作り上げていること。
シンプルな木工の積み重ねから、独特の曲線と座り心地が生まれるところに、DIYならではの楽しさがあります。
木製だからこそ味わえる雰囲気
アディロンダックチェアは、その人気とともにさまざまなデザインが生まれ、現在ではプラスチック製などの量産モデルも多く見られます。
もちろん手軽に使えるというメリットはありますが、庭やテラスに置いたときの雰囲気まで楽しむなら、やはり木製のアディロンダックチェアがおすすめ。
木の質感や経年変化も楽しめるため、使い込むほどに庭の風景になじんでいきます。
DIYでも挑戦しやすいチェア
特徴的な形をしていますが、自作するために特別な技法や特殊な工具が必要というわけではありません。
ポイントになるのは、背もたれや座面など、曲線のベースとなる各パーツを丁寧に成形すること。
パーツごとの形状が完成時の座り心地や全体のシルエットに影響するため、寸法を確認しながら、少しずつ形を整えていくのがおすすめです。
直線的な木材を組み合わせながら、少しずつアディロンダックチェアらしい曲線ができ上がっていく工程も、DIYならではの楽しみのひとつです。
完成したときの「座り心地」を想像しながら
アディロンダックチェアは、完成してから眺めるだけでなく、実際に座ってくつろぐことが完成の楽しみにつながる家具です。
庭やバルコニーに置いた姿、そこに座って過ごす時間を想像しながら、各工程をじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
木材を加工して、自分の手で少しずつ形を作り上げる。
そして完成したチェアに腰掛け、庭を眺めながらひと息つく――。
そんな時間まで含めて楽しめるのが、アディロンダックチェアDIYの魅力です。

背もたれと座面の曲線が特徴的で、全体のフォルムはとても優雅。見た目通りに座り心地も優しいリラックスチェアです。

メインフレームを作る


フレームを組み立てる



背板を取り付ける


座板を取り付ける


ひじ掛けを付けて完成




