「横井さんのログハウス日記 - ログハウスセルフビルト」


どこから手をつけてよいものやら・・・。唐松林を前に立ち尽くす。。。


マイチェンソーで伐採開始!



お手伝い部隊の皆様に感謝。


伐採が進み、だいぶん視界が開けました。

2003年秋
子育ても一段落して、週末となると大好きなキャンプ三昧の日々を過ごしている中、ただ漠然とログハウスに憧れを抱くようになりました。それからは躊躇う主人を強引に誘いログハウスメーカーの展示場めぐり。 マシンカット?ハンドカット?夢は膨らむばかり。。。。。。

2004年1月
そんな時にキャンプ仲間のAさんから保育園でのミニログハウス設置の見学に誘われて、参加させて頂く事になりました。
そこには太い丸太で組んだログハウスがあり、清水國明さん、ログビルダーの栗田宏武さん、自然暮らしの会のインストラクターの方たちがいらして、手際よく屋根張りやデッキ作りの作業を進めていました。そこでは躊躇う事無く主人も参加(笑)。
初めて見るその光景に感激した私は、遠慮する事も忘れて、初対面の栗田さんにログハウスについて色々と聞かせていただきました(今になって思えばなんとずうずうしかったことでしょう 笑)。
でもその時にうかがった一言「小さくてもいいからログハウスはセルフビルドがいいですよ。自分で作れば多少失敗しても納得がいくし、愛着もわきます。」この言葉でハンドカットログのセルフビルドを目指そうと、だいそれた事を心に決めました。


2004年2月
河口湖自然楽校にて、栗田さんによるログハウス講座が始まり迷わず参加!!
一日目にしてチェンソーで丸太の玉切りをさせてもらい、すっかり嵌まりそう!!
気が付けばインストラクターのKさんにチェンソー2台(主人と私の分)を注文していました。
それからというもの毎週のように河口湖自然楽校に通いました。 着々と丸太が積まれていく中で。。。。。


2004年9月
主人がちょっとした事からアキレス腱を切ってしまいログ講座受講を中断する事に。。。。。(主人いわく)この時に体力の衰えを感じてセルフビルドをするなら早い方がいい!!と思ったそうです。

2005年1月
足もほぼ完治し、受講再開!!  この頃より「清水國明の森と湖の楽園」春のプレオープンに向けてログハウス作り、ウッドデッキ作り、丸太によるテーブルや椅子作りと皆一丸となって急ピッチで作業が進められました。非力ながらも作業に参加する事が出来た事はとても嬉しい事です。何よりも実践することで大変勉強になりました。その後もいくつかのミニログハウス製作のお手伝いやカービング講座の受講を経てたくさんの事を学ぶことができました。

2006年1月
新年を念願だった土地購入に向けて活動開始!! 財力もない。時間もない。知恵もない。無いものづくしの私たちですが、目的に向かう情熱だけは誰よりもあります。予算と候補地をしぼり土地探しが始まりました。
初日にいくつかの別荘地を見て、すぐに欲しい土地に出会いました。早速連絡したところ、タッチの差で時すでに遅し。。。。。売れた後でした。お気に入りの別荘地をしぼり、毎週そちらに足を運びました。管理事務所の方から貴重な情報をいただき、私たちの条件にあった物件が出るのを待ちました。

2006年3月27日
土地売買契約成立!! 管理事務所の周りの伐採した唐松の丸太をいただける事になりユニックをレンタルして、丸太を移動しました。 これで自分の土地の唐松を伐採すればログハウス用の丸太はなんとか確保できそうです。

2006年4月29日
この日は私達夫婦の29回目の結婚記念日です。いよいよ伐採です。ところがどこから手をつければよいのかわかりません。保育園のミニログ設置以来何から何までお世話になっているインストラクターのKさんの指導のもと、まずは下草刈からです。足元がすっきりしてくると倒したい木や倒したい方向が見えてきます。そして記念すべき一本目の唐松を主人が倒しました。
めきめきと音をたてて倒れていく様は圧巻で、地響きと共に予想どおりの方向に倒れてくれました。自分たちの手によって30メートルもある大木を倒せた事は夢の中の出来事のようでした。が、すぐに現実に引き戻され重い丸太や枝を端の方に運ばなくてはいけません。
その後も次々に木は倒され、ひたすら枝を払っては運びました。Tさん親子、K夫妻、Oさんもお手伝いにきてくれてとても助かりました。心よりお礼申し上げます。  
2006年5月6日 伐採その1

お手伝いに来てくれたKさんも初めての伐採にチャレンジ!!お子さんのR君もチ ェ ンソーに挑戦です。


前回伐採の時はまだ丸裸の木でしたが、一週間経って枝にはたくさんの葉が芽吹いていました。自然の時の流れを実感!!枝の処理もますます大変です。Oさん疲れさ までした。
2006年5月13日 伐採その2

雨の中、伐採作業は進みます。とにかく切りまくりです。


伐採は、3度の切り込みで倒します。まず、倒したい方向と直角に樹木の直径3分の1ほど水平に切り込みます。次に40度ほどの角度で、水平に切り込んだ場所 をめがけて、斜に切り込みます。最後に倒す方向と直角に、反対側から水平に追い込んで いくと、緊張が最高潮に達する瞬間です。バキバキと樹木同士の1メートルほどの間 を見事倒れていきます。その豪快たるや、直径60センチにもなると地響きも凄まじ く、すっかり癖になりました。

以上の記述はあくまでもセオリーであり、真直ぐに伸び、枝振りも均一な、手入れのされた樹木に限ったことで、天然林では、元15センチ、長さ3メートル超えの枝が南に偏り樹姿も好きな方向に傾いています。よく見据えたつもりでも、追い込んでいくうちに、チェンソーが噛まれます。こんな時は冷や汗もので、大変危険です。

又、倒したい方向に、建物があったり、傾斜地であったり、周りの環境も様々です。
2006年5月20日 まだまだ伐採

高所作業にも慣れてきました。ロープを使って倒したい方向へ倒すコツを掴んだので作業もスムーズです!

伐採の条件に天候も絡んできます。何時もの様に倒す方向を見定め作業を進めますが、いざ追い込んでいくと、チェンソーの回転が重くなり、ついにバーが噛まれてしまった。何故? 真直ぐに伸びた素直な唐松、倒す方向が枝ぶりと反対方向なので、切り込みもかなり深く入れたのに・・・降りしきる雨の中、唐松を見上げて何で・・・。
一旦葉に溜まった雨水が大粒の雨だれとなって、ぼたぼた落ちて来ました。「そうか、原因はこの雨だ!」あくまでも素人の私の考えで恐縮ですが、芽吹いた葉がたっぷりと雨を溜めかなりの重さになり、唐松の重心が反対側に移動したため・・・と結論付けました。
次の処理ですが、幸い梯子とロープを準備していたので、唐松にロープを巻きつけ車で引っ張ることにしました。作業は極簡単で、無事唐松は思った方向に倒れてくれました。
このロープはその後の伐採に大活躍でした。
伐採も進むにつれ、切りにくい樹木が残り、倒す方向も制限されてきました。はじめからロープを結び付け、木にテンションをかけることにより、今までより気楽に伐採できるようになりました。倒したい方向もバッチリです。
2006年5月28日 伐採の中盤です
最初の伐採計画から、将来ツリーハウスを作るため、直径600ミリ越えの唐松が2本残してあります。これの枝打ちをすることにし、助っ人のT氏が作業を駆って出てくれました。1本目は手ノコで、2本目はチェンソーで枝を切りましたが、この枝が枝ではないくらいの代物でした。直径15センチ以上長さは3メートルはあり大変ご苦労様でした。お陰様で格好のよい唐松になりました。
木登りの道具は、同じ別荘地で、やはり伐採と整地に励んでおられるK氏からお借りした物で、これで5メートルほど登り後は枝伝いにどんどん上り、「河口湖が見えるよ〜!」と、なかなかの絶景との事。将来の完成が楽しみです。
この日は数本伐採し、後はひたすら枝の後方付けをし、終了となりました。
2006年6月3日


今日はお隣のKご夫婦と、初登場!娘の朋子の参加です。ちなみに我が家の娘は三姉妹で朋子は次女、現在大学生です。
作業は数本の伐採と伐採後の整理、枝の処理ですが娘はカービング(チェーンソーで、丸太から、動物などの彫刻を作成すること)が主目的で参加。作業の途中で娘がスコップ(剣先)を使用すると面白いように丸太の皮がむけることを発見、りんごの皮むきならぬ、唐松の皮をどれだけ長く剥けるかに挑戦していました。4メートルと、6メートルに裁断した材を次々剥いています。我が妻と、K氏の奥さんも参加し剥ける、剥けると大はしゃぎです。皮むき後、娘は、カービングで兎を作成、Kご夫婦はネームプレート作成などして、自由に過ごしていました。
2006年6月10日 


この日は我が師匠のK氏とお隣のKさんと、娘の朋子が助っ人です。いよいよ伐採も大詰め、管理人に依頼されたお隣の土地の木を切ることになりました。道にはみ出した木で唐松と、ヒノキです。2本ともかなりの大木で、ヒノキは2メートルほど上から二股に分かれた代物です。
早速伐採!といきたいところですが、その前に師匠にはテーブルとイスの作成をお願いしました。朝飯前ならぬ、昼飯前?の1時間位で見事な半割を披露してくれた師匠、アっという間に食卓完成です。
まず丸太に墨を入れた後、チェーンソーで半割にします。手前と向こう側の墨に沿って真っ直ぐに、切り口は平らに、これが難しい。詳しい技法は専門誌に譲りますが相当の技術と、体力が必要です。半割にした後ブラッシングといって、切り口を整える作業です。これを4本作成し、それぞれ丸太製の足にセットして出来上がりとなります。
Kさんと娘は先週に引き続き、ログ材の皮むきとカービングになりました。Kさんも師匠の指導のもと半割に挑戦、ベンチを作成しお持ち帰りとなりました。できたてほやほやのログテーブルとログベンチで昼食を済ませて(何とも幸せなひと時でした)午後からいよいよ2本の大木の伐採です。
まずは二股のヒノキです。チェンソーの刃を入れたとたん、ヒノキのとてもいい香りがしました。今まで唐松や水木ばかり倒していて木の香りに気が付きませんでしたが、流石ヒノキです。すばらしい香りでした。また倒した後でその枝振りのすごさにも驚きです。このヒノキはかなり良い材料になりそうです。何になるのか、今後が楽しみです。
次は唐松。この木の切り株には後に何かカービングしたいので2メートルほど残して倒したいと思い、またまた師匠の登場です。伸長190センチの師匠でなければこんな荒技はできません。一発で成功!!伐採後の処理をして、早めの上がりとなり、みんなで鳴沢の温泉へGO!
師匠のハーレーに乗ってご機嫌の朋子です。
明日は私達夫婦2人だけで、ひたすらフィールドの整理と相成ります。
2006年7月8日、7月15日


 伐採も一通り終り、いよいよ物置小屋の建築に取り掛かりです。
 実際のログハウスを建てるにはチェーンソーの他にサンダーや、丸ノコ、インパクトなどの電動工具が必要な事と、夜の灯りも必要です。そんな訳で電気を引くことになりましたが、仮設が良いのか、本受電が良いのか、当別荘地に出入りの電気屋さんに相談した結果、本受電にしました。理由は週2日しか作業が出来ないため、本受電の方が電気代が安くなる計算です。
 本受電をするには、小さくても良いから建物が必要だと聞かされ、後々必要となる物置を作ることにしました。最初は一畳ほどの小さな物をと思いましたが、トイレ併設で、宿泊できる物と考え、コンパネ4枚並べた約4畳の広さで2×4工法としました。
 まずは基礎からですが、伐採した唐松の丸太がゴロゴロしているので、適当な太さの唐松に、コールタールを塗った物を基礎材に使います。適当な場所を選び、1800間隔で奥行き2本、間口3本合計6の基礎を打ちます。少ないかな〜と思いつつ作業開始。
 図面?無し!、この性格が後々困ったことに・・・・
 まずは基礎を埋める穴の位置ですが、まず杭を一本打ちます。そこから奥行き方向に沿って3000の位置に2本目を打ちます。次に水糸を用意し一本目の杭に4000、2本目の杭に5000くくり付けます。2本の水糸の端を結びそこを頂点として、2本の水糸がピンと張った位置に3本目の杭を打ちます。これで一本目と2本目、1本目と3本目の杭を結んだ線が直角になります。同じように3本目の杭から3000、2本目の杭から4000の位置に4本目の杭です。めでたく正四角形の出来上がり、後はこれを基準にひたすら穴掘り、ここは富士山麓、凍結深度65センチだそうです。
2006年7月22日

大きな切株相手に戦いは続きます。

  6箇所予定している基礎のうち、1箇所に伐採した水木の大きな切株があります。建物正面の真中の位置です。伐根するには大きすぎて大変だと思い、基礎に使ってしまおうと思いながら作業を進めていきましたが、基礎として使用するにはどのような方法が良いのか、なかなか良い案が思い浮かびません。伐採の時、もう少し長めに残しておけばそのまま土台を乗せることが出来たのにな〜。この位置に小屋を建てようとは思ってもいなかった事で、思いつきや気ままな作業のため、後から問題が次々出てきます。途中で気が変わり、やはり撤去することにしました。
  意を決して、よし抜くぞ!しかし根を抜くとは言っても、雑草の根を抜くのとは訳が違います。でも基礎を埋められるスペースがあれば良い訳で、根こそぎ抜く必要は無く、りんごの芯を抜くように、幹周りをくり抜こうと考えました。
 まず、根を掘っていき、主要な根をチェーンソーで切り離し、ロープを掛け車で引張って見ましたが微動たりともしません。更に堀進めると小枝ほどの太さの根が相当数あります。そんな根を、掘っては切り、掘っては切りで2日目になりましたが、やはり抜くことは出来ません。そこで友人から、チェーンブロックをお借りし、ワイヤーを掛け、ガチャ、ガチャと少しずつテンションを駆けていくと、ブツ、ブツと根が切れる音がし、切株が傾いてきました。更にガチャッ、ガチャッ、ブツ、ブツブツと、遂に切株をとる事が出来ました。この作業にまる二日掛かり、ソーチェーン一本をパーにしましたが、今日もいい汗をかいたぞー・・・と自己満足。さあ、風呂だ、風呂だ!
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