詳細
注意点
樹液
樹液は比較的少なくイペと同程度ですが、汚れると困る場所や、デッキの下の空間を駐車場などの別の用途に使っている場合には、使用はお勧めできません。
毛羽立ち
セランガン・バツーは繊維に粘りがあり、加工の際に繊維の先が産毛のように表面に残って材面に押し付けられた状態になっています。雨などの水分を含むと押し付けられていた繊維が起きあがり毛羽立ちを生じさせます。大人の足でもちくちくと痛いほどの刺激ですのでお子さんの肌にはかなりきつく感じられるはずです。ひびからのささくれが刺さる心配もありますので、素足での使用はお避けください。
経年変化
経年変化により銀白化しますが、耐久性など使用上の影響はありません。銀白化を遅延するためには外部木材用保護塗料を塗布することをお勧めします。(オスモカラー推奨)。
ひび、ささくれ
現地ではセランガン・バツーはほとんどが未乾燥の状態で加工されます。表示では「Air Dry」(天然乾燥)となっていますが、これは乾燥程度の表現が「Air Dry」と「Klin Dry」(人工乾燥)の2種類しかないためで、天然乾燥といっても未乾燥の木材から製材や加工の合間に若干水分が抜ける程度です。施工してから表面が外気に曝されて乾燥すると急速に収縮するので、実際は材の大半に多くのひびが生じ、ひびの部分からささくれができてトゲとなります。さらに、セランガン・バツーの毛羽は雨等の水分を吸い込むと施工後1ヶ月ほどで全面に立ち上がり、この毛羽やひびから生じるトゲは、刺さると痛みが強烈なので大人でも素足での歩行はできません。
小さなお子さんがいらっしゃる場合や常時素足でご利用になる場合、ペットをウッドデッキで遊ばせることをお考えの場合等は、アフゼリアのご検討をお勧めします。