詳細
手触り
ウリンの最大の特徴は耐久性となめらかさです。見た目はイペとよく似ていますが、触ってみるとウリンの方がなめらかです。ささくれができても繊維がもろく、小さなものなら皮膚を傷つける前に砕けるので刺さりにくいのが特徴です。
耐久性
港湾、岸壁のデッキにも使われているほどの高耐久材で、イペと較べても性能に遜色なく、水のかかるような条件の悪い場所でも20~50年は保つといわれています。特に潮風やフナクイムシなどに強く、水辺での使用には最強です。水中の使用にも耐えるので、インドネシアでは桟橋に使われています。
通常の使い方なら半永久的に使えるでしょう。耐腐朽性に富むため薬剤処理は一切されておらず、環境にも負荷をかけません。
加工性
硬質材で密度はきわめて高く、鋸引き等の加工には超硬度刃物を装備した電動工具を使用します。釘打ちは困難なため、道穴、ボルト締めが必要です。ただし、木目が通直で素直なため、硬さの割には加工しやすいと言えます。
注意点
樹液
水に濡れるとこげ茶色の樹液がしみ出てきて、水の流れ落ちる部分や地面を焦げ茶色に染めます。樹液はポリフェノールが主成分で毒性はなく、汚れも 中性洗剤等で簡単に落ちますが、下地が汚れると
困る場所や、デッキの下の空間を駐車場などの別の用途に使っている場合には、樹液で汚れてしまうので使用はお勧めできません。
材の動き
人工乾燥しても長時間かかるため、通常は未乾燥の状態で加工され、出荷されてから徐々に乾燥します。この過程で横ぞり等の動きが出ることがあり、寸法精度はあまりよくありません。
当社の製品は、製材後1ヶ月程度天然乾燥してから加工しています。若干の動きは出ることがありますが、製材直後の大きな動きは切り回して加工するなどして、修正されています。
経年変化
経年変化により銀白化し、細かなひび割れやわずかな反りが生じますが、耐久性など使用上の影響はありません。銀白化を遅延し、樹液の染み出しを少なくす るために外部木材用保護塗料を塗布すること
をお勧めします。(ハッスル・撥水君、オスモカラーデッキオイル推奨)
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