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トイレ トイレの便器の詰まり

 

監修

■山田 芳照
DIYCITY代表
DIYアドバイザー
ホームセンター達人
DIYプロダクション代表

<プロフィール>

テレビ番組出演も多くDIYブームの仕掛け人として活躍している。DIYに関する出版も多数。また、イベントなどでの講師経験も豊富。2011年にDIY女子部を立ち上げた。

トイレが詰まる原因

 水洗トイレでトイレが詰まったときほど困ることはありません。トイレが使えなくなるばかりではなく、汚水がトイレにあふれる事態にもなりかねません。トイレが2つあるお宅はまだしも、ほとんどのお宅は1つですから、すぐに解決しなければ、どうしようもありません。

 まずトイレの詰まりの原因ですが、一番多いのが紙の詰まりです。小さい子供がいらっしゃるお宅では、おもしろがってトイレットペーパーをたくさん引き出し、それを流してしまうときによく起ります。また節水のために毎回流さないお宅があると聞いたことがありますが、これも要注意です。トイレットペーパーがきれたからといって、水に溶けないティシュペーパーを使うのも詰まりの原因になります。

 固形物の詰まりは、オモチャやボールペン、携帯電話などさまざまな固形物を落として、うっかり流してしまった場合に起ります。これらが排水部分に引っ掛かり、ペーパーなどがからまって詰まるので、落としたら必ず拾って流さないことです。

 トイレタンクの水の量は、便器によって必要な量を計算してつくられています。便の詰まりは、タンクの計算上の量よりもたくさんの便を流してしまったときに起ります。西洋の水洗トイレが日本に入ってきたとき、繊維をたくさん食べていた日本人の便はよく詰まったという話を聞いたことがあります。本当かどうかは定かではありませんが…。したがって、タンクの中に節水のためにビールビンやペットボトルを入れている方、小さいご用のときは問題がありませんが、必要以上のペーパーを流したり、便をたくさんしたときなどは、流れ出る水の量が少ないために詰まる原因になります。

 あとは、排水不良による詰まりです。サイフォン式などほとんどの便器は、水がたまっている部分の下の方に小さい穴があります。これは上から流れる水にプラスして水を出して流すものですが、この穴が尿石などで詰まりかけていると、紙が戻って来たり、いろいなトラブルが起ります。

 また友人の家でトイレが詰まったときは、排水管の道路に近い部分で詰まっていたということを聞いたことがあります。このように排水管に問題があったり、排水管のどこかで詰まってしまうこともあります。

しばらくおくと直る場合もある

 紙の詰まりと考えられる場合は、しばらくおくと紙が水で溶けて直る場合もあります。1時間ぐらいそのままにしてみましょう。ただし水がひいたからと安心してタンクのハンドルをまわして水を流すと、また便器の水の水位が上がってきて、あわててしまうことになります。必ずバケツなどで水を流してみて、直っているかどうか確かめるようにしましょう。

トイレ用吸引カップを使ってみる

  便器に水を流すと、いったん便器の中の水位が上がって、その後だんだん流れて水位が下がるというのは、詰まりかけている証拠です。こんなときは、すぐにトイレ用吸引カップを使ってみます。何回かくり返すと、この段階の紙の詰まり、便の詰まりならば、これでほとんど直ります。もちろん詰まってしまって、水位が下がらないというときも、とりあえずトイレ用吸引カップを使ってみましょう。

 一般的な吸引カップ(ラバーカップ、通水カップ)は、半球状のゴムに柄がついたものですが、トイレ用吸引カップは、便器の穴に入り込むようにゴムの部分が2段になっています。この部分があるために、効率よく吸引でき、しかも飛び散りにくくなっています。

 なお、新しいタイプの便器の中には、便器の穴が小さく、トイレ用吸引カップが合わないものもあるようです。

トイレ用吸引カップ


吸引カップを使うコツ

 吸引カップを使うとき、パコパコと押すのも引くのも両方に力を入れる人が多いようですが、押しつけるときは、ゆっくりグーッと、そして引き上げるときに勢いよく力を入れるのがコツです。ただし、水がない状態で使っても効果はありません。水が引いていたら、バケツなどで水を入れ、吸引カップの上ぐらいまで水をためてから始めます。もちろん詰まってしまって水がたまっているのならば、そのまま始めます。

 というのは、水があるからこそ、水が吸引されて詰まった部分がずれるために詰まりが解消されるのです。水がない状態は真空ではないので、詰まりを動かすことができません。また押すときに力を入れても、カップがつぶれるぐらいの水流では、詰まりを動かすことができません。

 バケツで水を入れて吸引カップを使う場合は、私の経験ではほとんど飛び散らないので、そのまま作業しましたが、詰まってしまって汚水がたくさんたまっている場合は、やはり飛び散る心配があります。穴を開けたポリ袋やビニール袋をかぶせて作業することをおすすめします。

トイレ用吸引カップの先の部分を、便器の穴に入れ、押すときはゆっくり、引くときに力を入れる。
トイレ用吸引カップの先の部分を、便器の穴に入れ、押すときはゆっくり、引くときに力を入れる。


強力なポンプ式吸引カップを使うのも方法

「真空式パイプクリーナー 吸引カップよりも、吸引する力が強力なのがポンプ式吸引カップ「真空式パイプクリーナー」(太陽プレス工業、カクダイ、三栄水栓製作所)で、トイレにはそれのL型を使います。これは大型の水鉄砲のようなもので、便器にピタリとフィットすれば、水がなくても効果はありますが、フィットしない場合が多いので、一般的には吸引カップと同じように、水がある状態で使います。水が引いていたら、バケツなどで水を入れ、吸引カップの上ぐらいまで水をためてから始めます。もちろん詰まってしまって水がたまっているのならば、そのまま始めます。

 使うときは、カップを穴部分に押しつけて、ハンドルを勢いよく引きます。吸引力が強いので、詰まったものがゴボッと逆流して取れることもあります。一度で詰まりが直らない場合は、何回がくり返しますが、ハンドルを押すとき、水の中でそのまま押すと水がはねるので、必ず水から出してゆっくり押すようにするのがコツです。

 なお、ワイヤー式のトイレ用パイプクリーナーもありますが、便器によっては使えない場合も多く、ワイヤー式よりもポンプ式吸引カップのほうがおすすめです。


ポンプ式吸引カップのL型を押し当て、ハンドルを引く。押すときは水から出してゆっくりと。


固形物を流したときやどうしても直らないとき

 固形物を流してしまったと思われる場合は、すぐに吸引カップを使うと、押すときに固形物のまわりから水が流れていくので、便器にたまっている水がどんどん減ってきます。

便器の水が流れていく部分の構造は、水がたまっている部分から上に上がって、そこから下に向かっています。この上の部分の手前に固形物がある場合は、便器にバケツなどで水を入れながらくり返すと、水がきれいになるので、吸引カップなどで吸引してから、思いきって手を突っ込んでみると、詰まったものを取り出せる場合もあります。

 水がたまっている部分から上に上がって、そこから下に向かっていて、便器と排水管はフランジと呼ばれる部品で接続されています。フランジまで固形物が流れてしまうと、便器をはずして取るしかありません。作業が大変になるので、専門業者に依頼することをおすすめします。

 また、原因がわからない場合も含めて、吸引カップなどを試してみても直らない場合は、排水管での詰まりも考えられます。このような場合も専門家に依頼するしかありません。友人の家では、排水管の道路の近くで詰まっていたという例もあります。

詰まりが直っても水洗トイレの水を流さない

 詰まりが直ったと思っても、すぐにはタンクのハンドルをまわして水を流さないこと。詰まりが直っていない場合、ハンドルをまわして水を流すと、便器の水の水位が上がってきて、あわててしまうことになります。

 必ずバケツなどで少しずつ水を流し、スムーズに流れるのを確かめてから、ハンドルをまわすようにしましょう。


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