本格的に直すにはカギ穴専用の「鍵穴のクスリ」(建築の友)がおすすめです。これはアルコールに粉末のボロン(窒化ホウ素)が入っているもの。
試しにプラスチックの板などにスプレーしてみると、始めは濡れていますが、アルコールがすぐに揮発して白い粉が残ります。手で触ってみると、片栗粉のように細かく、スベスベしています。この粉がボロンです。
ボロンの分子は六角形の結晶が何層にも重なった形をしていて、この層に衝撃を与えると、表面が「はがれる」「移動する」「別の場所に付着する」という動きを繰り返します。このようにボロンが移動し続けることにより、すぐれた潤滑性を発揮し、ドライなのでホコリもつきません。
したがって、付属の細いノズルをつけ、カギ穴に5秒ぐらいスプレーすると、キーはスムーズに出し入れできるようになり、効果も長持ちします。
なおドアや引き戸以外にも、車のカギ穴や南京錠、自転車のダイヤル錠にも使うことができます。なお南京錠やダイヤル錠に使うと、表面に白いボロンの粉がつきますが、これは歯ブラシなどでこすって取ればきれいになります。
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