フランス人は100円ショップが大好きである。こう書くと皆さん意外な気がするかも知れないが事実である。
100円ショップのファンには申し訳ないが、ショップのイメージは「安物買いの銭失い」である。ファッションセンスを重んじるフランス人が、いくら合理主義だからといって用だけ足りればよいとばかり、100円ショップを利用するだろうか?と個人的には思っていたが、ここ三沢の100円ショップの盛況振りは目を見張るものがある。
フランス人は合理主義が徹底しており、無駄を省きリーズナブルに生活する能力に長けている人が多い。逆にいうと「けち」でもある。当然であるが彼らのファッションセンスにもこの合理主義が徹底している。
金持ちでもない限り決してブランド品は買わない。ブランドものに手を出すときは、それが本当に良いものか、自分に合っているか、一時の流行りでなく将来長く使えるか、等々何ヶ月もかけて検討し狙いを定めてソルドと呼ばれるバーゲンの時にしか買わない。
フランス人の100円ショップ好きを聞いて、私も100円ショップに足を運んでみた。とにかくいろいろなものがあり、こんなものまであると驚いてしまった。
フランス人が100円ショップで買うものは、部屋を飾るための材料が多い。買ったままのものを飾っている場合もあるが、家全体を飾るデコレーションのスパイスとして使っていることが多い。
見習いたい例もあるので紹介する。それはテーブルクロスのデコレーションである。彼らは気分や季節によってテーブルクロスをアレンジするのが好きだ。センスの良いテーブルクロスを選ぶのはもちろんのこと、この世に売っていないオリジナルのものをセンス良くアレンジする。
この世に売っていないセンス良いテーブルクロスをアレンジするのに100円ショップを利用する。100円ショップに売っていたレイ(ハワイで首にかけるやつ)をバラして、レイについていた造花の花びらをビニルクロスとテーブルクロスの間に挟んでテーブルクロスをアレンジするのである。クロスの間に挟む物を変えれば、お金をかけずに雰囲気を変えることが出来る。季節感を出しても良いだろう。招待する人に応じたアレンジや重い/軽いの雰囲気を変えるのにも応用できる。皆さんレイをテーブルクロスの材料にするなんて、とても考えつかないでしょ!?
アレンジごとにテーブルクロスを用意するのは、お金がかかって合理的ではない。お金をかけずにセンスアップする工夫である。
100円ショップで売っているものは、そのまま利用するにはセンスレスのものが多いし、概して安物であるので壊れやすかったりする。しかし、上の例のように材料としての購入を考えると結構利用できるものが多いような気がする。
白状するが、「100円ショップなんて・・・」と思っていた私も、ありとあらゆるものが売っているので、一度足を運んでからというもの、日曜大工に使えそうなものを時々物色しに行っている。
もっとも、100円ショップはお買い得感を売り物にしているが気を付けないといけない。100円のものを10個買ったら1000円になる。買い物の仕方次第では本当に「安物買いの銭失い」になってしまうのだ。
by エダ
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