コンピュータの心臓部であるCPU(中央演算装置)の名前にいろいろな呼び方があって以前から、いったいどのように命名しているのか疑問に思っていた。
ワインの勉強をしていると似たような名前が出てくることに気が付いた。例えば、パロミノ、メンドシノ等である。
パロミノはスペインで作られるシェリー酒の原料になるブドウの種名である。同じくメンドシノはアメリカのカルフォルニア州ノース・コーストの高級ワインの産地である。
なかなか粋な命名であると思う。CPUの製造では世界的シェアを誇るインテル社の開発責任者はきっとワイン好きのセンスある人であろう。
フランス人も愛称や呼び方に同じようなセンスを持ち合わせているようだ。会社の関係でフランス製の機械や部品を取り扱うが、その機械の呼び名にセンスの良さが光る。
例えば、トボガン(toboggan)。元々の意味は「すべり台」である。湾曲した管状の部品名称であるが、その曲がり方がすべり台のなだらかな曲線の形に似ていることからこの名称が付いているらしい。管の曲がり方は何とも表現が難しいが、微妙な曲がり具合を表現するのに「すべり台」はピッタリだ。
ナセル(nacelle)というのもある。物品を移動するためのカゴ状の入れ物のことである。元々の意味は「ゆりかご」。物品を移動するためのカゴに、このような優しい名前を付けると無味乾燥な機械にいくばくかの優しさと暖かさが感じられるではないか。
このようなセンスは是非見習いたいものであると思っている。
それにしても、日本の製品にフランス語の名前を付けて、何となくフランス風のセンス良さをアピールしているつもりになっている安易なフランス語依存は如何なものか。
以下、アパートの名前について幾つか例を挙げてみる。
「ラ・パルフェ・ルミナス(完璧な光)」、「メゾン・ド・イール(ウナギの家、しかもウナギは英語)」、「レゾン・ド・デテール(詳細な理由)」、「フラット3(アパートのことをフランス語でフラットと言うが、これはサッカーのディフェンスの形?!)」、
「プチ・セレブ(小さい(チョット)セレブ)」、「ラルク・アン・シェル(歌手にもいるが虹という意味)」、「プチ・マンション(英語とフランス語がごっちゃ)」、
「メゾン・ド・レジデンス(家の家?)」、「フォワイエ・デ・フィーユ(女の園って一体どんなアパート?!女性専用?)」、「グラーサ・グランペール(おじいさんのおかげ)」、「アムール・○○(愛の○○)」等々アパートの名前だけでも枚挙にいとまがない。
by エダ
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