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フランス語  VOL.21 2007/08/01
エダ
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VOL.21 フランス人の食事スタイル
フランス人の家に食事に招待されると、もちろん食事はするが、むしろ話がメインとなり夜の8時頃から始まり12時過ぎまで延々とおしゃべりをしているのが普通だ。

フランスで生活し始めた当初は苦痛だったが慣れてくると、これが楽しくなって病みつきになる。

ホストである奥さんや旦那さんも会話にしっかり参加していて、「いったいいつ食事を作ったりしているのだろうか」と不思議に思ったものだ。

招待されることに慣れ、余裕が出来てからホストの様子を観察してみると、その合理性に納得させられた。その合理性とは、こうである。

ホストの奥さんと旦那さん(旦那さんが同じように協力しているのがミソ)が共同で(子供が小学生高学年より大きいと食事を振る舞う作業や後かたづけ作業に駆り出される、作業が終わると招待客との会話には参加することが出来ず子供部屋でおとなしくしている)食事を振る舞う。

食事はあらかじめ準備されていて、直前に暖める・ローストする等簡単な作業だけをする。この作業は、基本的にレンジやロースターのタイマーをセットしてスイッチを入れるだけである。

お客とホストのコミュニケーションがメインなので、日本のように奥さんが食事の用意のために台所に引きこもることは無い。招待した当日の準備は最低限にしているのである。だから、奥さんも旦那さんもお客としゃべっている時間が長く、意識して観察していないと、いつホストが席を外しているのか分からない。

盛り付けもシンプルで、各人にあらかじめ分けて振る舞うのではなく、大きなボールや皿に料理毎に一カ所にまとめて盛り付け、食事が始まってからボールや皿をまわして各人が取り分ける。

ホストに負担がかからない工夫が随所に見られその合理性の徹底振りが伺える。

あるフランス人は、メインディッシュの付け合わせのポテトを皮付きのまま茹でて大皿に盛り付けて振る舞った。お客は、ポテトの皮をむく作業をしてから、食事に取りかかったのである。

しかし、皆で芋の皮を剥きながら会話が弾み、ちっとも不快な気にならないのは不思議である。もてなす側の暖かい気持ちが伝わるからなのだろう。

片付ける段になると、奥さんと旦那さん(子供が大きい場合は当然子供たちも労働力として駆り出される)が、皿を台所に持っていき、残った残飯をゴミ袋に入れて、おおざっぱにサッと水を流して洗浄し食洗機へセットする。

お客とおしゃべりをしながら自然にスムーズに片付け作業が流れていく。ホストは食器が全部セットされたのを見計らって食洗機のスイッチを入れるだけなのである。

頻繁に友達と食事を楽しむ文化が、これらの合理的な仕事の流れを作っているのだろう。「お客を招待して終わったら疲れ果てていた」では長続きしないし楽しくもない。

料理のメニューもしかり、フランスの家庭料理には(私の知る限りでは)凝ったものはなく、煮物、オーブンを用いたローストもの等の一気に大量に作れる料理が比較的多い。

日本料理の定番アイテム、茶碗蒸しや刺身、見かけの良いちょっとしてつまみ等、振る舞う側の奥さんは、とてもではないがお客との会話が楽しめそうにない。これでは、人を招待することに対して、現代の奥様たちの不平不満となるのは致し方ないと思われる。

フランス家庭の食文化に触れた私の奥様は、この合理性に触れ、すっかりそれをマスターし取り入れている。したがって、我が家の食事は至ってシンプルだが(そんなに苦労していないのに、悔しいが)招待客にはすこぶる評判がよい。

材料は日本のものだが料理の方法や香辛料の使い方が異なっているので、結果として招待客の食べたことの無い料理が出てくるのも評判の良い理由の一つだ。してやられたりである。

料理の話題なので、ついでにキッチンについての疑問にも触れてみる。フランスに住んでみて驚く(アメリカでもそうだが)のは、キッチンのシンクが非常に狭いことである。

日本では、どちらかというとシンクは広めで、奥様方の選択も広めが好まれるという。日本のシンクが広いのは、シンクで食器を洗うという作業が頻繁に行われるからではないか。

洋食文化では食器を洗う作業は食洗機が分担している。日本にも食洗機が普及し多くの家庭で利用されているが、それでもシンクが広い。

これは、未だに食器を洗うという手作業が残っているということで、食洗機では良く洗えない食器があるということではなかろうか。

フランスの食事に用いる食器は皿が主である。もっとも底の深いスープ椀やコーヒーやワインなどの飲料に用いる器もあるが、これらの食器は、基本的に脂などの頑固な汚れが付き易い食材を入れない。

だから食洗機で十分綺麗に洗浄できる。そもそも食洗機は水圧と洗剤の洗浄力で汚れを落とす機械なので、比較的洗浄しやすい食器を対象としている機械である。

実際に食洗機で日本の食器を洗ってみると、日本の食卓を彩る細々とした小さな、多様な形の器を完璧に洗浄するには限界があるようだ。

日本食では、これらの食器を手で洗う必要があるので、広いシンクが必要なのだ、と勝手に分析している。

by エダ


日の丸ブル子嬢のおな〜り〜!! VOL.50 2007/6/18
〜スペインはバルセロナから日常のツレヅレをお伝えします〜
ブルママ
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 半透明の自動ドアが開き、白いもやの中から背筋を伸ばして、巻き毛に派手なドレスを着た女性が現れた。観客と共に会場でジーッと待っていた家族や友達は、口々に“信じられない! 凄い!”を連発して、この女性に近付き抱き合う。うっすら涙さえ浮かべている娘や口をぽかんと開けた旦那の顔が映し出され、興奮した観客の叫ぶ、“ブラボー”“美人!”のかけ声が会場に溢れる。こんなシーンが今春の深夜番組で放映され始めた。一体“どんな番組なのか?”と言えば、いわゆる“変身番組”だ。 一般から募集した変身願望の人物を、2か月間かけて大変身させ、観客の驚きを誘うという内容だ。 出場者は外見改造開始時点から家族と切り離されて生活し、その過程を見せられない事になっている。だから実際に現れた自分の母親や妻の凄い変身具合に、驚きと喜びで涙ぐんで抱き合う事になるわけだ。 日本でも暇な奥様相手の番組で、変身コーナーというのがあったが、スペイン版のは髪型やメークや服装だけで変身というのとはスケールが違う。この番組のは2か月間もかける大変身だ。庶民の憧れの的のハリウッドの女優でさえ、何らかのコンプレックスを持っているわけだから、平民レベルとなれば切りがない。じゃあ一体どこが改良ポイントなのかと言えば、日本とスペインの女性ではちょっと違う。日本ならさしずめ、目 小顔 胸等が、筆頭に来るのだろうけれど、スペイン人の場合は、大きな鼻を削り落とし、超薄い唇をセクシーなタラコ状にし、ピカピカに歯磨きした後のロバの歯の如き、完璧で真っ白な歯並びにし、シャツの隙間からはみ出る程豊満な胸に。まずは改造前の下着姿のチャレンジャーの全身像と、改造計画部分が大パネルに映し出される。白雪姫に毒リンゴを与えた魔女のようなワシ鼻に、いかにもこの業界で名の通った 稼ぎ頭のような整形のプロが、手術で挑む。唇も注射で形のいびつなソーセージのように膨らませ、“ついでに皺もとっちゃいましょう!”といとも簡単に作業は終了。近視修正レーザー光線をあて“眼鏡よ さよなら!”、95センチのバストには、“シリコンさん こんにちは!”完璧な歯並びには、接着タイプの総入れ歯をはめて、、、髪型 メークアップ 服装の選定で、改造計画も最終段階に入る。 そして待ちに待った家族との対面をする、本番収録日がやって来るというわけだ。何人かの変身を見たけれども、美人系には属さない出場者の共通点を、いくつか発見できた。眼鏡をかけ、ほとんどノーメーク、髪の毛を後ろで束ね、歯並びが悪く、小腹が出ていて服装もありきたりのパターンの女性、、、、、“ありゃ?なんだか身近にこういう女性っているみたい?!”、 “もしかして、、ママ?!” ブル子が傍らでフガフガ言いながら頷いている。 、、、ということは、“ママも改造が必要という事なの?!”

 この番組を見て人工美を求めて、新たな一歩を踏み出すスペイン女性もたくさんいるはずだ。そして番組の思惑通り整形美容外科業界は、かつてない繁栄期を迎えるに違いない。そう言えば昔見た、犬が主役の映画の中で、犬のコンテストを扱っている場面があった。 愛犬の白い毛を益々白く見せるために、控え室でパウダーを大量にふってお化粧させたり、 毛並みの良さを最大限にアピールするために、ドライヤーで逆毛を立てたり、、、、でも一説によると、実際整形手術までさせるケースもあるという。 数年前のミスインターナショナル大会で美容整形手術を何度も行った女性が高いランクに輝いた事があるけれど、犬の世界でも人間界でも、“勝つためにはなんでも有り!”ということなのだろう。ブル子の太くて短い脚をマシーントレーニングで細くて長い脚にさせたり、美容整形を施して鼻をコリーのように高くさせたり、顔の皺を無くしてツルッとした顔にさせたり、胃を半分に切って減量させたり、、、まあ勝つためならいろいろ方法があるのだろうけれども、テストと名の付くものは嫌いな質なので、コンテストも勿論ダメ。 初めからギブアップと言う事だ。以前ブルドッグ専門に扱っている犬屋のおやじが、あまりにブル顔なのでバカにしていたけれど、自分でも気付かないうちに、 ブル子に似始めているかもしれない。これが正真正銘の“似た者親子”と言う事か?! 鏡を見たら、眼鏡をかけて髪を束ねた、ブル子そっくりのおババが映っていたりして、、、、似た者親子も楽じゃない!?

バルセロナ  ブルママ




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