| 日本人にとって(特に女性にとって)フランス雑貨と言えばセンスが良いものの代名詞のようなものであるが、それらはパリの高級ブランド店で取り扱っている値段の高いものばかりとは限らない。
蚤の市に行くと、一見ゴミのようなものから結構値の張るアンティーク家具などまで、見たこともないようなものを発見できて、買わなくとも物色する楽しみは捨てがたい。
有名なのは、パリ郊外の世界最大アンティーク街(登録店だけでも2000軒以上)である「クリニャンクール」で毎週数回開かれている。
いわゆる中古品の露天市で、私は出張の度に立ち寄ることにしている。実際に購入するのは、価格の安いガラクタばかりである。
例えば、カーテン止め、ワインのコルク抜き(白いブラスチック部分が「象牙」だと売り主が主張するのを、嘘と分かっていながら「あ〜だこ〜だ」と議論して購入するのは、まことに楽しい)等々。
ある時など、紅茶のカップ・アンド・ソーサーが6客売っていた。見るからにクラシックなデザインで少し薄汚れて黄ばんでいてチョット欠けたりしているところなど、いかにも由緒有るアンティークに見える。
売り主は一癖も二癖もありそうな魔法使い風(私にとって典型的なフランス人女性は、すごいわし鼻で魔法使い風に見える)のおばさんだったが、「ベルサイユ宮殿で使われていた」と主張して譲らない。ゆうに30分くらいは楽しめる。
こうだからフランス雑貨が好きな人にとって蚤の市見学は、たまらないだろうと思ってしまう。
値段が安くてお買い得なのは、フランスの田舎町の生活スタイルに根ざした雑貨である。もちろん日本などには売っていない。買って帰ってうんちくを語るには格好のお土産である。
大事なのは、彼らと会話を楽しむと言うことと値切るということである。彼らはダメ元でふっかけてくので言い値で買うとバカらしい。2〜3割は必ず安くなるので、是非、それ以上値切ることにトライしてみよう!
人が多いので朝早く行くのがコツだ。
金持ち日本人を狙っているスリも多いので注意が必要なのは言うまでもない。
by エダ
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